ケアワーカースクール代表、介護福祉士受験対策講師の佐藤です(*^^*)
介護は人間関係の上に成り立つものです。
いくら介助技術が上手でも、利用者との信頼関係が希薄だと、利用者本位の支援は困難です。
いかに『利用者の立場』に立った支援ができるかは、介護者の人間性に基づくコミュニケーションにかかっています。
人間は感情の生き物であり、自分の感情が自分の言動を左右します。
また、人間は人の話を聞くのが苦手で、聞いているようで相手の真意まで興味深く聞けているかというと、どうでしょうか。
実は、事実だけを音として聞いている場合の方が多いのです。
介護でよく使われている『傾聴』とは、相手の真意まで興味深く聴くということです。
利用者の考えや思いを引き出し、受けとることが、『利用者本位』の支援の第一歩と言えるのだと思っています。
相手の真意を探るためのコミュニケーションは簡単ではありませんが、意識して本気で関わってみると、たとえ思いを伝えられない人でさえも心が通じ合うような気持ちになります。
相手の気持ちを考えながらコミュニケーションを取る、そんな関わり方を大切にしていきたいと思います。
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