伝えるから伝わるへ
- 佐藤 真基子
- 2019年6月25日
- 読了時間: 2分
ケアワーカースクール代表、介護福祉士国家試験対策講師の佐藤です。
“伝える”は、一方向
“伝わる”は、双方向

私は、コミュニケーションミスの責任は「発信者」にあると思っています。
相手に指示内容を「伝えた」からといって、それだけでは自分が期待した成果を得られることはできません。
伝えたい内容が相手に正確に「伝わる」ことで、初めて結果が出ます。
そのためにも、“伝える”から、相手が行動に移す“伝わる”本質の部分に意識を向けることが必要です。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、仕事の現場では、これを意識できていない人がかなりいます。
よく見られるのが、
「ちゃんと教えたのに、全然わかっていない」
「ちゃんと伝えたのに、できていない」
などと愚痴を言って、コミュニケーションミスの責任を「受け手」に転嫁するケースです。
悪いのは本当に受け手だけでしょうか?
指示が曖昧だったり、相手にとって、わかりにくい伝え方だったのではありませんか?
ながら伝えをしませんでしたか?
誰が聞いてもわかりやすい表現で伝えましたか?
「伝わるとは、自分との関わりによって相手が影響を受けて、自ら行動に移すこと」
つまり、相手が自ら行動に移して初めて伝わったと言えるという事です。
時には、じっくり時間をかけて。
時には、感情に働きかけて。
時には、何度も何度も。
“伝わる”まで伝え、伝わっているかを確認していきましょう。