多発性硬化症
- 佐藤 真基子
- 2020年5月20日
- 読了時間: 2分
こんばんは!
介護福祉士国家試験対策講師の佐藤です。
先日、多発性硬化症の女性(42歳)と対談させていただきました。

23歳の頃に病気を発症し、現在は目が見えずらくなり、全身の筋肉が硬化し、変形も見られていました。
ご主人、お子さまもいます。
発症してから約20年。
徐々に身体が変化し、社会との関わりが疎遠になり、引きこもりがちになっていることに肩を落とされていました。
また、様々な福祉サービスがあることを伝えると、「情報がなく行動に移せずにいる」、「家族は福祉サービスの利用を良く思っていない」などと心のうちを話してくださました。
このように、必要な支援を受けられずに、自宅にこもりがちな方が、たくさんいるのだと思いました。
目が見えず、自分で情報収集するのは困難とのことでしたので、地域の相談センターや、利用できるサービスなどをお伝えしました。
まだまだ若く、やりたいこと、行きたい場所、見たいものなどがあるのに、我慢に我慢を重ねてこられた20年。
支える立場である私たち福祉サービス提供者に出会うまでに長い年月が経ってしまったことが悔しくて、悲しい現実でした。
また、チームケアには家族の協力も不可欠だと思い知らされました。
支援の必要な方々にサービスが行き届く社会を目指して、福祉に携わるみなさん!!引き続き志を持ち活動していきましょう!