パート合格制度について
- 佐藤 真基子
- 4月1日
- 読了時間: 3分
第38回介護福祉士国家試験から「パート合格制度」が導入されることになりました。
パート合格制度とは、各科目を3つのパートに分け、合否判定をする制度のことです。
今日はパート合格制度のしくみや合格基準について説明していきます。
どのように変わるのか、しっかり確認してから準備をしましょう。

■パート合格制度導入の背景
介護福祉士の受験者のうち、多くの方が介護の現場で働きながら資格取得を目指しています。
しかし、介護現場は慢性的な人手不足により、十分な学習時間の確保が難しいのが現状です。
また、外国人介護人材にとって、日本語での専門用語の習得は大きな課題となっています。
特に医療・介護の専門用語は難しく、合格へのハードルが高いのが現状です。
しかし、パート合格制度が導入されることによって、段階的に学習を進めることができるようになります。
パート合格制度では、現行の13科目を3つのパートに分けて受験できるようになります。
合格したパートは3年間有効となり、その間は再受験が不要です。
たとえば、『1年目でAパート、2年目でBパート、3年目でCパートに合格する。』
または、『1年目で全パート、2年目以降に不合格のパートを受験する。』
このように、有効期間内(3年以内)に全パートに合格できるように段階的に受験することができるようになります。
■13科目のパート分けと合格基準
2025年から介護福祉士試験の13科目は、次の3つのパートに分けられます。

もちろん一発合格ができれば良いですが、3つのパートに分けることにより、受験者は自分のペースで学習を進められるため、より効率的に資格を取得出来るようになります。
たとえば、基礎的な内容が中心のAパートから始め、次に医学的知識が必要なBパート、最後に実践力を問われるCパートという順序で段階的に学習を進めることが可能です。
このように、受験パターンに応じて合格判定の仕組みが設定されています。
パートごとの得点率を意識しながら、計画的に学習を進めることが重要です。
■まとめ
2025年度から導入される介護福祉士国家試験の「パート合格制度」は、介護人材確保の切り札とし、人材不足解消を期待する取り組みです。
この制度により、介護福祉士資格の取得が柔軟になり、働きながらでも計画的に合格を目指せる環境が整備されました。
特に、外国人介護人材にとっては日本語力に応じた段階的な学習が可能となるため、試験の合格率向上が期待されます。
ただし、学習期間が長期化するなどの課題もあるため、効果的な学習と専門的なサポートが必要です。
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